2023年11月24日金曜日

【 竹田 竹楽 恋あかり の旅 】 〜 そうだ!京都はやめて九州へ行こう❗️〜

  【 竹田 竹楽 恋あかり の旅 】 〜 そうだ!京都はやめて九州へ行こう❗️〜

大分県竹田市、今年で24回目の竹あかりのイベント【竹楽】です。京都は相変わらずの大賑わいで大変ですが、一方こちらは2万人弱の小さな町に三日間で10万人以上の方が訪れます。落ち着いた城下町竹田市は「荒城の月」「花」などの作曲で有名な音楽家[瀧廉太郎]の出身地で、岡城跡の遠く九重連山や阿蘇を見渡せる広大な眺望は圧巻です。毎年11月第3 金、土、日の三日間だけ行われるこのイベント、きっかけは増え続け、荒れる竹林の竹の有効利用から始まったアイデアだそうです。市民のボランティアで2万本の竹が町中に並べられ、夕暮れになると明かりが灯り始め、徐々に真っ暗な街並みに浮かび上がる竹あかり。ここではまだ日本の情景、情緒、わびさびを静かに、ゆっくり味わうことができ、自分の人生を振り返り、心洗われるひとときです。自然と手を合わせ謙虚な気持ちになります。同じ滋賀県大津市在住の著名な万葉画家[鈴木靖将]さんの作詞で、曲を付けさせていただいた[竹田 竹楽 恋あかり]は実際にこの風景を体験された方にはさらに心に沁みます。

この前日は熊本県天草の同郷会【関西大矢野会】にお邪魔しました。こちらは42回目です。多くの人は中学、高校を出て、遠くふるさとを離れ、見知らぬ都会で一生懸命働き、家庭を守り、子供を育てて来られました。日本の高度成長を支えて来られた人たちです。望郷への想いは新しい土地で生きてこられても消えることはありません。どうぞこれからは少しゆっくりされて、孫の成長を楽しみながら、連れ合いの方と仲良く、少しわがままに人生を謳歌されて下さい。それくらいは頑張って来られたご褒美です。このような日本独特の同窓会、県人会、地域の繋がりはなくなりつつあります。時代の流れでしょうか? それだけで片ずけられるものでしょうか? 確実に日本も日本人も変わりつつあります。静かに四季を愛でる、相手の心を察する、思いやりや優しさ奥ゆかしさは優先順位の奥に追いやられ、日本人の心情、日本の情緒は消えつつあります。効率、経済、自分優先。これが国際化なのでしょうか? 十分な準備もなしにたくさんの外国からのお客様を野放図に受け入れることが経済発展につながるのでしょうか? 京都が泣いています。