2015年8月20日木曜日

甲子園は故郷とつながっている。

【 球児たちの夏が終わった… 】〜 甲子園は故郷とつながっている 〜
 どうして甲子園の高校野球に人々が惹かれるんだろうか? そこにはそれぞれの懐かしく愛すべき故郷と、歩んできた自分の人生の一番熱く燃えた青春時代が投影され、凝縮されているような気がする。1つの目的に向かって無心でボールを追う。体は疲れを知らない。これから開かれる大人の世界の扉に果てしない夢を描く。ほとばしる、弾け飛ぶ17才の若人たちだ。だからこそ真夏の暑さと汗と青空と白い雲がよく似合う。僕も17歳の時が1番強烈な思い出がある。ここで人生が決まったのかもしれない。子供から大人へ変わる大切な時だ。だから僕は<17歳が大好きだ!>夏の全国高校野球が始まって100年。3年間の幻の甲子園もあった。戦争と戦後復興の歴史と共に歩んできたのだ。73年前には、もうこの大会が終われば、戦地に赴く球児達もたくさんいたと言う。そして多くの球児達が戦場に散った…。思いっきりスポーツができる幸せを噛み締めよう。夏の甲子園はその平和をかみしめる場所でもあるのだ。大会期間中に、広島・長崎の原爆の日、そして終戦の日も甲子園で球児達とともに観客席でもテレビの前でも戦没者に黙祷を捧げる。『二度と悲惨な戦争は繰り返さない! 皆さんの命は無駄にしない!』と…。そして故郷を思い起こさせる甲子園の応援、アルプススタンド。ここにいるだけで故郷に帰ったような気持ちにさせられる。もう故郷を離れて42年か…。
 8月25日に発売される今度のCDは『ふるさとの風にふかれて』というタイトルで、故郷熊本に縁のある曲ばかりを集めたアルバムです。22日に荒尾で、23日には24時間テレビのチャリティーで熊本で歌います。本日一足早く手元にCDが届きました。今日から少しずつ曲をご紹介していきたいと思います。どうぞ楽しみにお待ちください。
 残暑厳しきおり、また台風も近づき天候も不安定な中、どうぞお体に気をつけてお元気でお過ごしください。