2016年4月19日火曜日

〜 今は心を1つにして 力を合わせよう 〜

【 批判するのはたやすいけれど… 】〜 今は心を1つにして 力を合わせよう 〜
後ろ髪を引かれる思いで一旦滋賀に帰ってきました。こちらで報道を見聞きすると、気が気ではありません。熊本にいる時との受け取り方、感覚の違いを実感します。離れていると居ても立ってもいられなくなる気持ちがよくわかります。
問題点が指摘されます。「どうして本震が予測できなかったのか!」「なぜ救援物資がスムーズに届かないのか!」「行政は何をやってるんだ!」「避難所や物資の配布情報をわかりやすく知らせてくれ!」「もっと良い方法があるだろう!」「最新の新幹線がこんなにも復旧に時間がかかるのか!」「滑走路が無事なのになぜ4日も飛行機が飛べないのか!」その通りです。反省すべき、改善すべきはたくさんあります。遠くにいると歯ぎしりして苛立ちが募ります。でも現地では皆精いっぱいに頑張っていらっしゃいます。それで責任や問題点を回避するわけではありませんが、今は批判しあったり、足をひっぱって心を乱す時ではなく、みんなが大変ですから、力を合わせてこの困難を乗り切るのが1番だと思います。日本人の感性、心情、国民性、行政、組織のあり方として、素晴らしいところも、逆にもどかしいところもあります。できる人ができるところからとりあえず目の前の人を助けましょう! (緊急の生命に関わるときは別ですが)行っても、指示が来ないから、勝手に動けない、ここだけに手厚くすることはできない、皆にしないと不公平になる、何かあったときに誰が責任を取るんだ、目立っていい格好してると思われる、売名行為だろう、被災地にいる親戚や知人だけに支援物資を持っていったら周りの人に申し訳ない、大変なのはうちだけじゃないんだからわざわざ持ってこんでもいいよ… とにかく行動する前にいろんなことを思い巡らすのです。それもこれも日本人なのです。でも、人に知られず誰からも感謝されることもなく行動されてる人も確実にいらっしゃいます。自分も被災しながら自主的にボランティアで寝ずに一生懸命手伝っているのに、「どうして食べ物がないんだ❗️」と被災者の人に詰め寄られたときは涙が出たと聞きます。救援物資の集積所や岩手県の遠野のようなボランティアセンターや東日本大震災の被災地にできた“まごころネットワーク”のようなものが一刻も早く立ち上がったらいいですよね。その中心に故郷【 荒尾 】がなれないものでしょうか…
▽写真・・復興応援コンサートでたびたび訪れている福島県広野町から熊本への支援が始まりました。昨年12月、荒尾・岱志高校生徒が訪れたこともあり、町長他皆さんが心配してくださっています。