2016年4月18日月曜日

〜 大丈夫だよ! 心配いらんよ!〜

【 こういう時こそ冷静な判断を… 】 〜 大丈夫だよ! 心配いらんよ!〜
4月14日の21時26分、最初の大きな地震から4日目の朝を迎えています。大切な人を亡くされた方、けがを負われて治療されている方、ずっと不自由な避難生活を続けられている方、収まらない余震に不安な日々を過ごされている方、本当に大変です。お悔やみとお見舞いを申し上げます。
いろんな問題が浮き彫りにされます。立場や状況の違いによって、伝わり方や受け取り方や感情もそれぞれです。1つの行動、1人のコメントで人の気持ちや動きが大きく変わることもあります。今朝は各テレビ番組が、いろんな取材の場面の編集を終えて、改めてこの4日間を振り返っています。専門家の見解もあります。ほとんどの方が現場を見ることもなく、しかし集まった情報と取材の中で精一杯の想像力を働かせて感想を述べています。この報道も多くの人に現狀を知ってもらうためにとても大切なことですが、時としてテレビ的なセンセーショナルな感情的な場面が多くなる事は否めません。誤解を承知ですが、それによって、必要以上に不安を感じたり、悲しみを深くしてしまうことも否定できません。もちろんできる限りの備えや覚悟、用心は必要です。被災地の皆さんの気持ちに共感したり、何かをしなければという気持ちに駆られるのも当然だと思います。それが日本人すばらしい感性ですし、同じ地球に生きる人間としての当たり前の感情です。一方でそれが全てでは無いということも冷静に受け止めなければいけないことです。熊本市内でも何時間も待ってお水や食べ物を受け取る所もいれば、あまり人が来られず、すぐにでも渡せるところもあったそうです。僕の実家の荒尾では被害が少なく、避難所もガラガラで食料やガソリンも比較的手に入れやすいのです。当然1番大変なところ、困ったところが報道されますが、うまく情報を交換してやりくりすればもっとスムーズに行くのかと素人考えで思ってしまいます。僕の個人的な感想ですが、突然のことで人のやりくりが1番難しかったと思います。危険な箇所、重要な場所が多すぎて警備の手配が追いつきません。自分で危険を回避するしかありません。壊れた家屋、避難した後の誰もいない我が家、不用心です。
学校などの避難所では、校長先生始め先生方の対応力にかかっているようです。そしてほとんどは地域のボランティアの方が頑張ってらっしゃいます。個人で何かやろうと思っても今はほとんど何もできません。(支援物資も個人のものは今は受け入れが制限されていると思います。それを仕分けしたり配分するのは到底無理でしょう)1,000人のところへ100人分の支援物資が届くと困惑されます。お年寄りや子供、妊婦さん、障害のある方、体調の悪い方……優先順人がわかっていてもなかなかそれをさばくのは容易なことではありません。個人で避難してる方、自宅に残っている方には支援物資や情報は届きにくいです。東日本大震災では、ボランティアネットワークが構築されましたが、熊本ではすぐには難しいと思います。(ボランティアの受付もしていないと思います)。個人的にご親戚や知り合いの方がいらっしゃる方は別として《今しばらく皆さんの被災地への支援の思いを心に留めて、見守っていただけたらと思います》。そしてこーゆー時こそ『大丈夫 大丈夫❗️』『心配いらんです❗️』『任せとかんね❗️』『もうちょっとの辛抱たい❗️』『がんばるバイ❗️』そんな前向きな、心強い言葉を聞きたいものです。
言葉や数字に惑わされず、『こがん時こそ おっつかなんタイ‼️』(こういう時こそ 落ち着きましょう!)

写真①・・2016年4月18日13時30時現在、九州新幹線は復旧のめどが立たず、JR鹿児島本線の列車も【荒尾駅】が下りの最終点で、折り返し運転です。普段は静かな駅も、多くの乗降客と迎えの車などでごった返しています。

写真②・・日曜日に誰もいない荒尾の遊園地【グリーンランド】

写真③・・博多駅