2014年12月6日土曜日

【ちょっと感動する いい話 2】

【 ちょっと感動する いい話 2】
《窓から足を出す 不届きな奴!???》 〜 いや、足は手以上にものをいう!〜
 彼は、実は《足で手を振っている》のだ!僕をホテルまで愛車で迎えに来てくれて、僕に【足】で合図を送ってくれているのだ。彼の名前は[ 倉田哲也 ]。10年前に制作されたドキュメンタリー映画【もっこす元気な愛】の主人公である。1966年11月22日、玉名市横島生まれ。僕よりちょうど一回り若い午年である。一ヶ月の早産で、首にへその緒が巻きつき、脳に障害を持って生まれてきた。身体障害と言語障害がある。しかし彼は、持ち前の明るさと前向きな考え、辛抱強い頑張りで、まず普通運転免許証を取得(すべて両足だけで操作し、直後に熊本から滋賀の我が家まで長距離運転してきてくれた)。さらに、とっても可愛い小学校の先生を嫁さんにする。その嫁さんへのラブソングの詩の原案を書いたのが彼で、それに曲をつけて《サプライズで嫁さんにプレゼントしたいから僕に曲をつけてくれ!》と強引に頼み込んで、結局嫁さんを感動で大泣きさせたりするユーモアもある素敵な男なのだ。その曲はCDにも収めた『だから二人で』です。親1人子1人で苦労をして育てた嫁さんのお母さんは、最後の最後まで「なんでよりによって障害者を旦那に…」と結婚に大反対をしていましたが、今はそのお母さんと3人で、奥さんもやきもちをやくほど仲良く生活してると言う。そんな2人の結婚10周年でもあり、障害者の雇用施設【おれんじカフェ】の10周年でもあり、僕のデビュー35周年と還暦と合わせ、今回の“クリスマスコンサート”が実現したと言うわけです。彼は自分の体験をあちこちの小、中、高校等で講演をして全国へも回っています。そんな時よく話すのが僕の『ほんとう勇気』の歌だそうです。『稲むらの火』や『スマイル』も大好きです。今日はその講演を聞いて、「勇気をもらって積極的になりこの歌に助けてもらった!」と言う[室小学校]仲良し3人組、[ゆか][ひより][律樹]さんたちも先生とお母さんと一緒に見に来てくれました。途中、会場の皆さんと[手話]を教えてもらい、一緒に『スマイル』を歌ったり、クリスマスソングなどで楽しいひとときを過ごすことができました。【おれんじカフェ】の皆さん、【哲也くん美穂ちゃん】、【寒い中来てくださった皆さん】、どうもありがとう❗️楽しかったよ❗️ケーキとコーヒーおいしかったよ❗️また来年も会おうね❗️『がんばる君のために』だよ!今日は空気がよく冷えて…素敵な満月だね… また何かいいことがあるかなぁ〜